水圏生命科学コース

 地球上の生物の起源が海であることを反映して、海洋生物は極めて多岐にわたっており、陸上生物とは異なった形態、生理、 生態上の特性を有しています。また、水産生物資源は食品としての活用及び食品以外の機能性物質としての利用が図られています。 本コースでは、海洋生物資源の維持管理・増大、生態系の保全及び遺伝子資源の保護に必要な個体、個体群、群集、及び生産技術、 資源培養技術と応用(漁撈・魚病・栄養・育種・人的な管理下での環境管理)について幅広く修得することにより 、海洋における水産資源の持続的生産に関する基礎的な考え方と具体的な技術について習熟するとともに、国際的な視野を養います。)

 また、タンパク質、糖質、脂質、無機化合物を含めた機能性物質の生命活動における役割や、その化学構造と機能との関係を中心に、 基礎から総合的に学ぶとともに、食品としての有効利用のための食品加工、栄養、衛生に関する基礎的な考え方と技術を学びます。 このことにより、生物資源の特性を生かした有効利用を図るとともに未利用資源の新たな開発等を通して社会に貢献できる能力を養います。